最初、人に勧められたときは読む気がしなかった。大企業の会長が書いた自分の父親の評伝なんて、独りよがりの代物だろうと思ったからだ。ところが本を開いたら1ページ目から引きつけられ、他のことを忘れて読み進んでしまった。大量の資料を集め、見事に外側から父親の姿を明らかにしている。家族ならではの細かい観察が公開されている情報のすき間を埋めるが、べたべたした感じは全くない。著者は完全にライターとして独立していて、自分の地位や経歴への依存も傲慢も感じられない。新進マンガ家を発掘するのに絶大の功あったが事業的には失敗した「漫画少年」の歴史にはどうしても苦さがつきまとう。しかし加藤謙一氏がそれ以前にヒットさせた「少年倶楽部」についての章は、戦前の子どもたちの熱狂!を描写し、ひいては庶民の姿を浮き彫りにしている。昭和の前半、みんな貧しかった。でも如何につましくても、夢は豊かだったのだ。マンガや少年小説を語る事は庶民を語ることと同じなのだと気づかされた。昭和史の側面資料としてもすぐれていると思う。

2023/06/04

第一話を見て「そうきたか！」って感じ。ストーリーは2転3転。PVから想像していたものとは全く違う方向へ。初回90分という長さから、なかなか見始めることができなかったけど、見てみたら初回90分の意味がわかった。映像クオリティも高いし、脚本に力があるので無理のある設定もあまり気にならない。ここまでの伏線の回収も上手いし、まだ未回収の伏線らしきものも色々あって期待させられる。ただ、2話以降は、怒涛の展開だった1話から比べると少し緩んだ印象。主人公も（見ているほうからすると）唐突にキャラが変わりすぎた感じが…。加えて、もとの医者のキャラクターがあまり生きてない印象もあります。でも、面白いのは間違いないので、継続視聴します。

2023/06/02

寧々ちゃんは花子くんが好きで連れ戻しに行きますが、花子くんのトラブルで泣いてしまっていたこともあったけどそれでも自分に負けず花子くんを連れ戻しに行ったシーンはすごく涙を流しました。

2023/05/30

弱くて何の力もなくて周りに頼るしかないくせに「俺がなんとかする」「俺が助ける」みたいな勘違い発言が多くて観るに耐えない。しかもその気持ち悪さだけは妙なリアリティがあるから本当に無理。傲慢カス男に感情移入できる人や傲慢クズ男が好物な人ならぜひおすすめなのかなぁ。

2023/05/26

すぐとどくのはいいですが包装がなにもなくダンボールに入ってたのでビックリしました

2023/05/26

つかみはばっちりです。ゲーム内転生ものの定番設定を逆手に取ったシナリオがおもしろいです。雑になりがちな、能力育成過程も地道に進むので良いです。伏線もいろいろと張られたようなので、この先の展開が楽しみです。

2023/05/25